ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 中級・中

チャイコフスキー 四季より「1月 炉端にて」

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チャイコフスキーの隠れた名作である四季「1月炉端にて」をお送りします。

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チャイコフスキーってどんな人?

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky1840年5月7日‐1893年11月6日)は、ロシアの作曲家。

ロシアを感じさせる音楽でありながら、ヨーロッパの雰囲気も持ち合わせる作風で、美しいメロディーと華やかなオーケストレーションから、クラシック音楽の中でも人気の高い作曲家となっている。特に交響曲や、バレエ音楽が人気だが、幅広いジャンルを作曲している。

チャイコフスキーの生涯
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー Pyotr Ilyich TCHAIKOVSKY

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四季とは

月間音楽雑誌ヌウェリストで「それぞれの月に相応しい詩を編集者が選び、チャイコフスキーが曲をつける」という企画で、毎月1曲ずつ発表されたもの。全12曲から成る。

全てが短い曲ながら、チャイコフスキーの温かさや、ロシアの風景を感じることが出来、演奏会や発表会などで1曲だけ取り出して演奏されることも多い。

1月 「炉端にて」 At the Fireside
2月 「謝肉祭」 Carnaval
3月 「ひばりの歌」 Song of the Larks
4月 「松雪草」 Snowdrop
5月 「白夜」 Starlit Nights
6月 「舟歌」 Barcarolle
7月 「狩り入れの歌」 Song of the Reaper
8月 「収穫」 Harvest
9月 「狩りの歌」 The Hunt
10月 「秋の歌」 Autumn Song
11月 「トロイカ」 Troika
12月 「クリスマス」 Christmas

1月 炉端にて

詩について

ロシアを代表する詩人アレクサンドル・プーシキンの詩「夢想家」からの一節。

A little corner of peaceful bliss,
the night dressed in twilight;
the little fire is dying in the fireplace,
and the candle has burned out.
     -A.Pushikin

穏やかな安らぎの片隅
黄昏をつつんだ夜の闇
暖炉の火は小さくなって消え
ろうそくも消えてしまった
     -プーシキン

難易度や長さ

特に難しいテクニックなどは出てこないので、難易度は中級の下~中レベル。一部、オクターブを超える和音が出てくるので、指が届かない人は工夫が必要。
長さ6ページほどで、演奏時間は約5分30秒。

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感想(0件)

Rieの一言

いつか全曲弾きたいと思いつつ、タイミングがなかったのですが、待っていてもタイミングは来ない!という事で、取り組んでみました。

第1曲目は「1月 炉端にて」
ロシアと言えば、寒く厳しい冬。家の外は、肌に突き刺さるような寒さですが、家の中は暖炉の火で暖かく穏やかな空間。そんな凍えた体が優しい暖かさにホッとするような雰囲気から曲が始まります。ふと、窓の外を眺めると、だんだんと日が暮れて暗くなっていきます。夕方の物悲しさを感じつつも、再び暖炉の温かさに安心し、ゆっくりと眠りに落ちていく・・・
そんな、穏やかな場面をイメージして演奏してみました。

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