バロック時代 ヨハン・セバスチャン・バッハ 上級・下

バッハ 「羊は安らかに草を食み」

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「音楽の父」と呼ばれているヨハン・セバスチャン・バッハが作曲した、「羊は安らかに草を食み」をお送りします。

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ヨハン・セバスチャン・バッハってどんな人?

ヨハン・セバスチャン・バッハ (Johann Sebastian Bach、1685年3月31日~1750年7月28日)はドイツの作曲家・オルガニストで、クラシック音楽の基礎を作り上げたと言われています。その功績から「音楽の父」と呼ばれています。
また、バッハ一族は音楽一族としても有名ですが、その中でも功績の大きさから「大バッハ」とも呼ばれています。

バッハの生涯
ヨハン・セバスチャン・バッハ Johann Sebastian BACH

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羊は安らかに草を食み

1713年、世俗カンタータ「楽しき狩こそわが悦び」の第9曲目として作られました。

※世俗カンタータは、演奏会や特別な行事のために作られたカンタータです。

1713年2月27日のヴァイセンフェルス公クリスティアンの誕生日を祝うために、詩を詩人ザロモン・フランク、曲をバッハが作り、贈呈したと言われています。(バースデー・カンタータとも言われている)
クリスティアンの趣味が狩猟だったことから、「領主=羊飼い、そこに住む人々=羊」になぞらえて、「良い羊飼いの元で、羊は安らかに草を食べることが出来る」という、クリスティアンを称える内容となっています。

第1曲 レチタティーヴォ「楽しき狩こそわが悦び」
第2曲 アリア「狩りは神々の愉しみ」
第3曲 レチタティーヴォ「何ゆえに、美しき女神よ」
第4曲 アリア「汝もはや楽しまざるか」
第5曲 レチタティーヴォ「われいまだ汝を愛せども」
第6曲 レチタティーヴォ「われただ一人の神なれど」
第7曲 アリア「公こそがかの地のパンなり」
第8曲 レチタティーヴォ「ならばこのパラスの捧げものが」
第9曲 アリア「羊は安らかに草を食み」
第10曲 レチタティーヴォ「さらば共に歌わん」
第11曲 合唱「栄よ、地上の太陽よ」
第12曲 二重唱「われらを恍惚たらしめたまえ」
第13曲 アリア「豊かなる毛並みの羊が」
第14曲 アリア「野よ畑よ」
第15曲 合唱「愛しき眼差しよ」

Rieの一言

色々な編曲がされていますが、今回はエゴン・ペトリ編曲を演奏しました。
この曲はレオン・フライシャーというピアニストが右手の故障から奇跡の復活を遂げた時に演奏し、そこから知られるように。私もその演奏をYouTubeで聴いていて、聴くたびにジーンとする演奏で、いつかは弾いてみたいなと漠然と思っていました。

そんな時、生徒さんとこの曲の話題になり、みなさん弾いてみたいとおっしゃっていたので、「じゃあ、私も弾きます!」という勢いで練習を開始しました。
練習すればするほど好きになり、録画で終わってしまうのが寂しいほど。以前、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」も演奏しましたが、その曲とはまた違い、とにかく平和な世の中!という雰囲気がジワジワと伝わってきます。平和な世の中は、言い換えるとつまらないにもなりがちですが、何も大きな出来事もなく、時間がゆっくりと穏やかに進む世界は、究極の贅沢なのかもしれません。

演奏も「とにかく美しい音だけを出したい・・・」とそれだけを考えていた気がします。色々、やりすぎるのではなく、シンプルに、それでいて美しく。今回の録画は終わってしまいましたが、また、時間をおいて取り組んでみたい曲の1つです。その時の自分に出せる「美しい音」を目指して♪

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