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子供にも人気のアラベスク第1番をお送りします。
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ドビュッシーってどんな人?
クロード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy 1862年8月22日ー1918年3月25日)は、フランスの作曲家。今までの音階や和声にとらわれず、自由な和声を使ったり、全音音階を多く使って作曲した。近現代時代の代表的な音楽家で、印象派を作り上げたと言われている。
※印象派は20世紀のフランスで派生した流派の1つ。気分や雰囲気に重きを置いた作風が特徴。
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クロード・アシル・ドビュッシー Claude Achille DEBUSSY
このページでは、クロード・アシル・ドビュッシーの生涯・代表的な曲・動画の紹介をしています。 ドビュッシーってどんな人? クロード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy 1 ...
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アラベスク第1番とは
アラベスクとは
アラベスクとは「アラビア風の」という意味で、アラビア模様の特徴でもあるつた模様の事でもあります。
細い線が絡み合って複雑で優美な模様になっていて、上下左右に模様が繰り返されるのが特徴です。また、バレエの型の名前にもなっています。
ドビュッシーだけでなく、ブルクミュラーやシューマンなど、様々な作曲家がアラベスクを残しています。
ドビュッシーのアラベスク
1888年、ローマへの留学の後に書かれました。ドビュッシーが確立したとされる印象派音楽が感じられる曲となっています。
ドビュッシーはアラベスクを2曲残していて、第1番は全体的になめらかで流れる印象。第2番は軽快ではじけるような印象の曲です。
第1番は3部形式(A→B→A')で書かれていて、Aの部分に右手は3つ・左手が2つというポリリズムで書かれています。
ドビュッシーらしい、印象派の水彩画のような柔らかい雰囲気が美しい曲です。
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難易度
オクターブが少なめな事からか、子供の発表会でも取り上げられることの多い曲です。
ただし、最初はAの部分のポリリズムが取りにくいかもしれません。どのタイミングで左右があっていくのか、ゆっくりから確認していくと、自然と弾けるようになるかと思います。
全音ピアノピースではC(中級)となっています。
Rieの一言
私がこの曲を最初に弾いたのは、小学生か中学生の頃だったかと思います。
ショパンの幻想即興曲のポリリズムには苦戦した記憶がありますが、このドビュッシーのポリリズムはあまり苦労した記憶がないので(3音と2音なので、少し易しい)、感覚で弾けたのかなと思います。
久しぶりに取り組んでみて、どんな印象の曲?と想像したとき、第1番は「草が風に揺られている様子」が思い浮かび、第2番は「水が葉っぱや水面に当たって弾けている様子」が思い浮かんだので、それぞれイメージに近い動画と組み合わせてみました。
印象派の音楽らしく、とても爽やかで淡い色合いの曲になっているので、ぜひ弾いてみてください♪