このページではルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの生涯・代表的な曲・動画の紹介をしています。
目次
ベートーヴェンってどんな人?

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(独: Ludwig van Beethoven、1770年12月16日ー1827年3月26日)は、ドイツの作曲家、ピアニスト。音楽史において極めて重要な作曲家の一人であり、日本では「楽聖」とも呼ばれる。
その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆とされ、後世の音楽家たちに多大な影響を与えた。
どんな人生だったのか
古典派を代表するとともに、ロマン派への道を切り開いた作曲家です。幼い頃から酒癖の悪いといわれる父による厳しい音楽教育を受け、その才能を育てられました。
20代でウィーンへ移り、ピアニスト・作曲家として活躍しますが、30歳の頃から耳による難聴に悩まされることになります。やがてはほとんど聴力を失うという大きな試練に直面し、絶望の中で「ハイリゲンシュタットの遺書」を書きました。その中で、一度は死を考えたものの「芸術が自分を引き留めた」と記しています。
その生涯は、強い意志と音楽への情熱に貫かれたものでした。
古典派ってどんな時代?
1750年〜1820年ごろの音楽様式で、ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンが代表的な作曲家。
ハイドンが宮廷に仕える音楽家だったのに対し、モーツァルトは宮廷だけでなく市民に向けて演奏会や作品を発表するなど、新しい時代の音楽家でした。そしてベートーヴェンはさらに自由な立場で活動し、現在の「芸術家」としての作曲家像を築いていきます。
また、古典派時代には「形式美」が重要視されていました。そこからソナタ形式や交響曲などが発展していき、数多くのソナタが作曲されました。
ベートーヴェンの音楽特徴
ベートーヴェンは、古典派の形式美を大切にしながらも、より豊かな感情表現や力強い音楽を追求しました。その革新的な作風は、後のロマン派へと大きな影響を与えています。
また、ベートーヴェンの作品には、喜びや悲しみ、怒り、苦悩といった人間のさまざまな感情が力強く描かれています。しかし、それらは単なる絶望で終わることはありません。困難や葛藤を乗りこえ、その先にある希望や喜び、前へ進もうとする強い意志が感じられることも、ベートーヴェンの音楽の大きな魅力です。
30歳頃から難聴遠いう大きな試練に直面しながらも、作曲を続けたベートーヴェン。その生き方と音楽は重なり合い、時代を超えて多くの人々に勇気や希望を与え続けています。
代表曲
エリーゼのために
ピアノを習った方の憧れの曲の1つ。比較的簡単なため、子供の発表会などで良く取り上げられる曲。
「エリーゼのために」という名前で親しまれているが、バガテル(ピアノ曲で、ちょっとしたもの、つまらないもの、という意味がある)という作品で、バガテル第25番という番号もついている。
エリーゼが誰かという論争が続いているが、正確な事は分かっていない。
説①「テレーゼ・マルファッティ」
「Theresテレーゼ」という文字が汚すぎて「Eliseエリーゼ」に読み間違えられたとも言われている。
説②「エリーザベト・レッケル」
ベートーヴェンの交友関係で唯一「エリーゼ」という愛称を持つ。
ピアノソナタ
ピアノソナタ 第8番 「悲愴」
ベートーヴェンの3大ピアノソナタで、初期のころの作品。
ベートーヴェンの作品で題名が付いているものは、後から別の人が付けたともされているが、この曲は初稿から題名が付いていたようで、ベートーヴェン自身が付けたと思われる。
月光
悲愴と同じく3大ピアノソナタで、初期~中期の作品。
「幻想曲風ソナタ」というベートーヴェン自身が付けた題名がある。「月光ソナタ」として有名だが、ベートーヴェンが付けたものではなく、ドイツの音楽評論家のコメントから、「月光ソナタ」と知られるようになる。
スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう ルートヴィヒ・レルシュタープ(音楽評論家・詩人)
熱情
悲愴・月光と同じく3大ピアノソナタで中期の作品。ベートーヴェンの最高傑作の1つともされている。
同時代の作曲家カール・ツェルニーは「強大かつ、巨大な計画をこのうえなく完璧に遂行したもの」と表現している。
交響曲
全9曲残している。特に、運命や第九は有名。
第九は音楽史上最高の傑作ともされ、CDを作る際、第九が収まる74分の規格にしたとされている。
ベートーヴェンの豆知識
交響曲《英雄》はもともとナポレオンに献呈される予定だった?!
ベートーヴェンは当初、自由や平等の理想を掲げるナポレオンを尊敬し、《英雄》を献呈する予定でした。しかし、ナポレオンが皇帝に即位したことを知ると激怒し、献呈の文字を破り捨てたという有名な逸話が残っています。
ちなみに似た名前で、ピアノ協奏曲第5番《皇帝》がありますが、これはベートーヴェン自身がつけたものでがなく、後世につけられた愛称です。正式にはナポレオンではなくルドルフ大公に献呈されています。
コーヒーは60粒!
ベートーヴェンは大のコーヒー好きで、毎回60粒のコーヒー豆を自分で数えて淹れていたそうです。
肖像画を見ると「気難しそうな人」という印象ですが、音楽や自分の価値観に対して徹底的に妥協しない人だったのかもしれません。
初演で拍手に気づかなかった
交響曲第9番の初演では、すでにほとんど耳が聴こえなかったため、演奏が終わっても観客の大喝采に気づかなかったと伝えられています。有名な逸話では、舞台上の歌手(または演奏者)に肩をたたかれ、振り返って初めて拍手を目にしたと言われています。
動画の紹介
もっとベートーヴェンを楽しみたい方へ
おすすめのCD
ベートーヴェンを聴くなら、ピアニストのダニエル・バレンボイムがおすすめです。楽曲の構成を大切にしながら、一つ一つのフレーズを豊かに歌い上げる演奏は、ベートーヴェンの力強さと繊細さの両方を感じさせてくれます。
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ベートーヴェンではダニエル・バレンボイム推しなのですが、、、ピアニストだけでなく、世界的な指揮者としても活躍しており、ベートーヴェンのピアノソナタだけでなく、交響曲も高い評価を得ています。指揮者として交響曲を深く理解しているからこそ、ピアノソナタも全体を見渡すような構成感を感じられるのだと思います。
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楽譜のおすすめ
モーツァルトと同じく、楽譜によって微妙に違うので、原典版がおすすめです。
ピアニストにとっては必須の楽譜ですが、学生時代は電話帳のような厚さと重さで、持ち歩くのには少し苦労しました…
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