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リストの作品の中でも、愛の夢と同じくらい人気の「ため息」とお送りします。
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フランツ・リストってどんな人?
フランツ・リスト(独 Franz Liszt)またはリスト・フェレンツ(ハンガリー語Liszt Ferenc、1811年10月22日 - 1886年7月31日)は、ハンガリー出身のピアニスト、作曲家。ロマン派時代に活躍した音楽家。別名「ピアノの魔術師」
ハンガリーが祖国としていたので、ハンガリーの音楽家として知られているが、リスト自身はハンガリー語を話す事はできず、ドイツ語を主に話していた。リストの音楽は本当の意味でのハンガリー音楽ではないとされているが、音楽教育へ大きく貢献した事などから、ハンガリーの人達から深く愛されている。
また、教育にも熱心に取り組み、リストが中心となって設立した、音楽学校はリスト音楽院として知られている。
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フランツ・リスト Ferenc LISZT
このページではフランツ・リストの生涯・代表的な曲・動画の紹介をしています。 リストってどんな人? フランツ・リスト(独 Franz Liszt)またはリスト・フェレンツ(ハンガリー語Liszt Fer ...
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ため息
この曲について
・作曲者:フランツ・リスト
・曲名:《ため息(Un Sospiro)》
・作品:《3つの演奏会用練習曲(Trois etudes de concert)》第3番
・作曲年:1845〜1849年頃
・出版年:1849年
・調性:変二長調
・演奏時間:5〜6分
・作品番号:S.144−3
《3つの演奏会用練習曲》とは?
リストが1840年代に作曲した3曲からなるピアノ作品集です。当初リストはこの作品集を《3つの詩的なカプリス(Trois caprices poetiques)》と名付けていました。※カプリス=奇想曲。形式にとらわれない自由な性格の作品のこと。
リストには《超絶技巧練習曲》や《パガニーニ大練習曲》など、高度な演奏技巧を追求した練習曲があります。それらと比べ、《3つの演奏会用練習曲》は技巧だけでなく、美しい旋律や響き、詩的な表現など、演奏会作品としての芸術性がより全面に出ているのが特徴です。
現在は、、
第1曲 《悲しみ(Il lamento)》
第2曲 《軽やかさ(La leggierezza)》
第3曲 《ため息(Un sospiro)》
という愛称で知られています。
《悲しみ》《軽やかさ》《ため息》という題名は、リスト自身によるものではなく、後世に付けられたものとされてます。
この曲ってどんな曲?
《ため息》でまず印象的なのは、曲全体を包み込むように流れ続ける繊細で華やかなアルペジオです。変ニ長調の柔らかく明るい響きと共に、高音から低音まで広い音域を行き来するアルペジオがきらめくような世界を作り出しています。
左右の手でつなぐ、一つの長い旋律
冒頭では、流れるアルペジオの中から美し旋律が浮かび上がります。
この旋律は片方の手で弾くのではなく、左右の手を交差させながら、一音ずつ受け渡すように演奏するのが大きな特徴です。
一つ一つの音を丁寧に奏でることが大切ですが、それぞれが独立した「点」になってしまうと、旋律はアルペジオの一部に埋もれてしまいます。
まるで、一滴ずつ落ちた雫がやがて一つの流れになるように。左右どちらの手で弾いているかを感じさせず、すべての音を一つnの長いフレーズとして歌わせることが大切です。
まるで「三本の手」?
後半になると、さらに複雑な書法が登場します。
両手で細かな伴奏音型を奏でながら、その中から別の旋律を浮かび上がらせることで、まるで三本の手で演奏しているかのように聴こえるのです。
これは「三本の手」と呼ばれる効果で、リストの同時代のメイピアニストであり、ライバルでもあったジギスモント・タールベルクが得意としたことで知られています。
実際には二本の手で演奏します!
難易度
★★★★☆(上級・中)
広い音域を行き来するアルペジオや頻繁な手の交差など、高度なテクニックが必要な上級者向けの作品です。
特に難しいのは、アルペジオを滑らかに奏でながら、その中にある旋律を独立して歌わせること。冒頭では左右の手で交互に弾く旋律を、一つの長いフレーズとしてつなげる必要があります。
後半ではさらに複数の音の層を引き分ける必要があり、「弾くこと」と「美しく聴かせること」の両方に高度なコントロールが求められます。
愛の夢と比べると、少し難易度は高めかなと思います。
Rieの一言
「ため息」と聞くと、疲れた時や、がっかりした時に出る「はぁ…」というため息を思い浮かべるかもしれません。
でも、私がこの曲から感じる「ため息」」は少し違います。
目の前に、この世のものとは思えないほど美しい景色が広がっていて、その美しさに思わず「はあ…」と息がこぼれる。
その景色は、大自然のような壮大なものというより、どこか幻想的で素朴な自然の風景。木々の間から柔らかな光が差し込み、空気までキラキラと輝いている…

※動画でも使用したイメージ
絶え間なく流れる繊細なアルペジオは、そんな光の粒のようにも感じます。
「ため息」という題名はリスト自身がつけたものではないとされていますが、題名から自由に情景を思い浮かべて見るのも、音楽を楽しむ方法の一つ。
皆さんには、どんな《ため息》に聴こえるでしょうか?
ちなみに…私のイメージの中では、思わずこぼれたため息でさえキラキラしています(笑)
この曲をもっと楽しみたい方へ
楽譜
演奏の時に使用した楽譜です。色々な曲が入っているものと、今回の《3つの演奏会用練習曲》だけのものがあります。
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